「愚痴る」なら「相談する」
問題があるから不満になる。不満だから愚痴が出る。
ここで重要なことは、愚痴っても問題は解決しないが、相談すれば
解決の糸口が見つかるかも知れない…ということ。
同じ云うなら愚痴ではなく相談事。それならストレスは溜まらず、むしろ和らぐ。
繰り返しになるが、
「怒る」ということの原因は、何かに不満を持っているということ。
人は自分の期待通り・思い通りにならないと不満を感じるものだ。
その不満が、例えば個人スポーツや試験のようなものであれば、
体を鍛えたり、更に勉強したり、他からアドバイスをもらったりして
解決することが出来る。
しかし、他人に対する不満の場合は解消することが出来ない場合が多い。
何故なら、自分自身は変えられるが、他人を変えることは出来ないからだ。
よって、その場合は他人に対する自分のアプローチを
変えて対応する以外の道はない。
それでも駄目なことも多々あるのが現実なのだが、
他人を変えることは出来ないという原則は変えようがない。
その不満が組織やチームでの場合、我慢して自分のできる範囲で凌ぐか、
相手を排除するか、自分が去るか…ということになる。
一般的には、自分のアプローチの仕方を変えて、
相手自身が自ら気づいて改善してくれるのを待つしかない。
やる人はやるし、やらない人はやらない…それが人という存在。
特に代表選手のように、やる気満々で同じ目標に向かって
前向きに努力するような組織なりチームであれば問題は少ないのだろう。
だが、一般の会社は、そんな人ばかり集まっている訳ではない。
仕事によっては目的意識が無くても成り立ってしまうものもある。
そして、目的意識が低いどころか無い人も一定数存在する。