今場所で引退する千代大龍の本名は○○○

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11歳から相撲を始め、九重部屋に入門した西前頭十二枚目の千代大龍が、今場所(大相撲九州場所)限りで引退するとのこと。

スポーツ選手が引退すると聞くと、それが誰であれ寂しい気持ちになってしまう。

引退後、千代大龍の場合は飲食業を営む方向だということだが、是非とも上手くいくよう祈念する。

さて、その千代大龍について、ニュースでたまたま目にしたのだが…

千代大龍の本名は「明月院秀政」というそうで。

明月院」とは、私個人としては非常に高貴な名字に感じる。調べてみると「明月院」という姓の由来は…鎌倉に同名の臨済宗の寺があるが、名月を見ることが出来るという意味があるということ以外は不明。明月院という寺については「アジサイ寺」と呼ばれ、境内全域が国の史跡に指定されている歴史ある寺。

通説では上杉憲方(うえすぎのりかた)なる人物が建立した寺ということで、その上杉憲方の戒名が「明月院天樹道合」だったことに関係しているのだろうか?ただ、戒名の最初に寺の名がある場合は、その寺に対して大きく貢献した人という意味があるので、寺の名としての「明月院」が、どういった経緯で命名させたのかが分からない。

※上杉憲方は山内上杉家5代当主で、南北朝時代から室町時代初期にかけて活躍した守護大名で、室町幕府では関東管領、上野国・武蔵国・伊豆国・下野国・安房国守護を歴任した人物。

日本で10名程度しか存在しない名字だというからレア中のレアだ。人数が少ないためか、詳しいデータも無いようで、個人的には調べようもなく、詳細については不明。名字の由来を研究する専門家に聞いてみたいものだ。

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