皮下注射と筋肉注射の違い
この冬は新型コロナとインフルエンザが同時流行の様相を呈している。
有識者の間では早い時期から予想されていたので、心配症の私は42回目の新型コロナワクチン接種のあとの晩秋にインフルエンザ予防接種も済ませておいた。
そして、その時初めて認識したことが…
インフルエンザの予防接種では皮下注射、新型コロナワクチン接種では筋肉注射であることだ。
全部が全部その方法ではないが、日本の場合は、概ねそうなっているようだ。
さて、これらの使い分けには如何なる理由があるのだろうか…。
調べてみると、皮下注射の特徴は吸収がゆっくりで、効果が長く続くところにあるそう。また、インスリンのように胃腸などの消化管によって薬剤が変化することを避けたい場合も皮下注射になる他、痛みなどが強い薬剤の場合にも行われる。
対する筋肉注射は筋肉内に注射するので皮下注射より体への吸収が速いのだそう。薬液をすばやく確実に末梢血管に吸収させることが出来、吸収速度は皮下注射の約2倍にもなるらしい。
ちなみに…
日本以外ではインフルエンザワクチンも皮下注射ではなく筋肉注射が多いらしい…。