オミクロン株でお馴染みの新型コロナウィルスの変異株別命名について…ギリシャ文字の読み方

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新型コロナウィルスで使われている「デルタ」とか「オミクロン」とか…これらはギリシャ文字で、昔は日本の特撮番組「ウルトラセブン」のウルトラホークでも「アルファ、ベータ、ガンマ」が使われていたw

冗談はさておき…ご存知のように世界規模で新型コロナウイルスの変異株の種類が増加し感染地域も変化している。

そこで、まずは病原性、感染性、ワクチンおよび治療法の効果等の観点から、危険性について様々な機関がVUM(監視中の変異株)、VOC(懸念される変異株)、VOI(注目すべき変異株)等のクラス分けを行っている。

そして、ウィルスの変異体ごとにギリシャ文字を順番に割り当てている。(その中の1つがオミクロン)

以前からあったVOCとVOIの下にVUMを新たに設け、旧VOIとされていたカッパ、イオタ、イータの3種をここ VUM に含め、イプシロン、ゼータ、シータ株は指定を解除。
VUMカテゴリーでは基本的にギリシャ文字のラベルは割り当てられないが、以前のVOCとVOIについてはVUMへのカテゴリー変更後も監視が継続される可能性があるため、それらの株に割り当てられていたギリシャ文字は、何らかの変更・進展があるまで維持する事とされている。(2021年12月現在)

※WHOによれば、新型コロナウィルス変異株の命名はギリシャ文字に充てられているが、Nuは英語のnewと混同されやすく、Xiは一般的な姓で使われているので用いられなかった。
ちなみに、「新たな疾病の命名に関するWHOのベストプラクティス」の規定では、『いかなる文化、社会、国家、地域、職業、民族に対しても不快感を生じさせることを避ける』と規定しているそうなので、人の姓として似ている名称を避けたようだ。



※現在のギリシャ文字は、以下の24文字からなっている。

(大文字、小文字、英表記、読みの順で並べている。)
Α α alpha アルファ
Β β beta ベータ
Γ γ gamma ガンマ
Δ δ delta デルタ
Ε ε epsilon イプシロン
Ζ ζ zeta ゼータ
Η η eta イータ
Θ θ theta シータ
Ι ι iota イオタ
Κ κ kappa カッパ
Λ λ lambda ラムダ
Μ μ mu ミュー
Ν ν nu ニュー
Ξ ξ xi クサイ
Ο ο omicron オミクロン
Π π pi パイ
Ρ ρ rho ロー
Σ σ sigma シグマ
Τ τ tau タウ
Υ υ upsilon ウプシロン
Φ φ phi ファイ
Χ χ chi カイ
Ψ ψ psi プサイ
Ω ω omega オメガ

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