節分は雑節の中の1つで、季節…冬と春の分かれ目。節分の意味と起源。

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日本の暦には、二十四節気に加えて「雑節」と呼ばれる季節の変化の目安となるものがあり、「節分」はその中の1つ。元々「雑節」は農業に関する季節の目安だったようだが、日本古来から受け継がれてきた種々あった目安が、長い歴史の中でまとめ上げられて、江戸時代に「雑節」という形になったようだ。その「雑節」、成り立ちが農業の暦的なものだけに、今でも季節の行事などが行われていて、日本らしさを感じられる習慣となっている。


雑節は一般的に、節分 彼岸 社日 八十八夜 入梅 半夏生 土用 二百十日 二百二十日の9つを指す。

節分」は、立春の前日…旧暦では二十四節気との一致を試みたため元旦を立春付近に設定していた。よって、そこから一年がスタートするので、立春の前日である節分は大晦日的な扱いで、除夜の鐘のように一年間の邪気を祓う行事としての「豆まき」が行われている。

「魔を滅する」と云うことで豆を撒く…中国から伝わったものらしい。無病息災を祈りつつ豆を撒く。

ただし、撒くための豆は、生は厳禁!拾い忘れて芽が出でもしたら縁起が悪いので!豆を「炒る=射る」と云った解釈だそうで!!

※立春は2月4日前後で、その年によって違う。立春と元旦が同じ日になるのは約30年に1度程度。旧暦において、元旦と立春は別物である。

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