「忘れ物に注意」という文言の違和感 短縮ことば

「忘れ物に注意」という言い回しがある。でも、小生は何か違和感を感じる。

「忘れ物」とは読んで字の如く「忘れられた物」のこと。…ということからして、既に忘れて置いてきてしまった物のことを注意してどうするのだろう。

本来は「忘れ物をしないように注意」ではないのか?!

既に「忘れてしまった物」を注意しても仕方ないので、「何か物を忘れないように」注意するための文言ではなかろうか??

これは意味を考えずただ短絡的に、意味のある単語を省いて短縮してるのだろうか?

「メリー・クリスマス」を「メリクリ」とか、「明けましておめでとう」を「あけおめ」とか…各単語をそのものを短くして短縮するだけでも、中身の無いただの言葉にしか聞こえないのに…単語そのものを丸々抜いてしまったら…意味が変わってしまうものだ。

こういった場合、意味を考えず文章に含まれる単語「無い」をまるまる1つ削除して文言を短縮するのではなく、意味が通じる程度に短く…例えば、「忘れ物の無いようご注意下さい」などと言うべきだろう。

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