立春の前日までの18日間は冬土用と云われ、冬から春への季節の変わり目を意味する。

地球から見た太陽の通り道は「黄道」とよばれるのだが、二十四節気は、その黄道における太陽の角度を24等分したもの。

それによると、立春は315度に当たる。気温はまだまだ低いが、日照時間が長くなりつつあって、視覚的には春の気配を感じる。河津桜も咲く頃だし…。

二十四節気の最初は立春で始まる。この日から新たな一年になり、季節が巡る。

ちなみに…

立春の前の18日間は雑節では冬土用(ふゆどよう)と云う。

2022年の場合、立春は2月4日。その前の1月17日から節分である2月3日までが土用。

春夏秋冬の年4回の季節のつなぎ目が土用ということになるのだが…それが立春の前だと冬土用。(※元来、節分も年4回あったものが、こちらはいつの間にか年1回になってしまった。)

土用の期間中は土公神(どくじん)が土を支配するといわれ、人が土を犯すことは忌まなければならない。さすが農業のカレンダー。しっかりと休日を設定している。農作業は休み…ということかぁ…。庭や鉢の土いじりもお休み!ただし、土の神様が天に昇る日は間日(かんじつ)といって土を動かしても良いそうで、それが冬土用なら寅の日、卯の日、巳の日なんだとか。

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