街中で、歩きスマホ、両耳イヤホンしていると、何がどうなるか?

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歩きスマホや両耳をイヤホンやヘッドホンで塞ぎながら街を歩いていると危険だとは言われますが、巷では多くの人々がそれらをしなから歩いている。

だが、けっこう高い割合で、それらをしている本人が損をしているのが現実だ。

例えば、歩きスマホをしていて他人とぶつかってトラブルになる。トラブルで済めばまだよいが、ぶつかった拍子に相手(例えばご年配の方)が転んで怪我をしたとか、ケガをして後遺症が残って損害賠償の責任が生じている。

特に間が悪い事例はスマホに熱中するあまり、踏切の遮断機が下りて、自分が線路側に取り残されていることに気づかず、道路側で待っていると勘違いして電車にひかれて死亡した。

歩きスマホさえしていなければ…助かったものを。

そういった人々は、マンガの読書やゲームを歩いてまでしなければならないほど忙しいのか、或いはそんなに重要なのか理解に苦しむところだ。

他方、両耳をイヤホンやヘッドホンで塞いでいると、当然の事ながら外部の音が聞こえない。

例えば、高齢ドライバーの自動車暴走による死亡事故など、音や周囲の人々のザワメキなどで気づけることがあるかも知れないのに気づけないこともあるだろう。

めったに無いことではあるが、通り魔が人を包丁で切りつける…などといった犯罪…その犯罪者が近づいて来ても分からない。

事故にしても事件にしても、周囲の音で分かるはずの危険に気づくことが出来ないので、当然のことながらそれらに巻き込まれやすいということになる。

我々は完全に安全な環境を持っているわけではない。危険な目に遭う確率が低いと高をくくっていると、万が一の時に自分自身が被害者になってしまう。確率は低くてもゼロではない。

小生は、そんな街で歩きスマホをしている人々の感覚を、ロシアンルーレットと同じ感覚で試しているようにしか見えず、他人事ながら恐ろしく思っている。屋外を歩くのにやる必要のない歩きスマホやイヤホンでの耳塞ぎで、普通に歩いていれば低いはずの事故や事件に遭遇する確率を自らわざわざ高めたいとは思わない。

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